しぶ

九州の釣り人以外ほとんど知られていない魚です。

この魚はなんと脂が真っ赤(下写真参照)、この道30年のマスターもこんな魚は他にないと言い切ります。

昔、「翔太の寿司」という漫画の中で出てきた幻の鯛というのもこれです。

珍しい上に近年さらに水揚げが減っており、夏の間が旬なのだがシーズン中に3匹入る程度。味も最高でこの魚でしか味わえない甘みがあります。

「しぶ」「しぶだい」は宮崎での呼び名です。体側の後方、側線の上方にある白点が「星」にみえることから、「ほしたるみ」とも呼ばれるます。

フエダイとよく似ていて、同じ魚ではとも言われていますが「しぶ」は歯が鋭く牙になっています。この辺のことはあまりよくわかっていないようです。

『こんなの食べたことがない』

写真の赤く移っているのが腹に載っている脂身。2.5Kg以上にならないとこの脂身はついてこない。刺身で頂くと最高の味、お客様は「こんな美味いもの食べたことない」と異口同音におっしゃいます。